- ちびっ子に泣き止んでもらうためのヒント
-
2012.01.26 Thursday感情そのものを変えることは、そう簡単ではない。が、していることや考えていることを変えることで感情が簡単に変わることは多い。
これをちびっ子にも応用してみたところ、見事に成功した。
放射能についての話を聞く会の託児を頼まれ、1才5か月のちびっ子のお相手をしていた。初めてのことおつきあいをする時には、「この人といると安心だ」と感じてもらうことが大切。そのためには、ひどく泣くようなことにならないよう、注意して接する必要がある。
具体的には少しでも泣きそうになったら、「お母さんの所に行こうか」のように声をかけて、実際にお母さんの所へ連れて行ってあげる。この人はすぐにお母さんの所に連れて行ってくれると思ってもらえるようになれば、こちらの話を聞いてもらえる。ちびっ子はしゃべらなくても、こちらの話はかなり理解できるのだから・・・
ねむいこともあり、少し泣き始めたちびっ子に、「お母さんの所へ行こうか」と声をかける。
たくさんの人が静かに話を聞いている会場へ入るには、泣き止んでもらいたいな。どうしたらいいかな。
まずはちびっ子と一緒にいた部屋のドアを開けるに当たり、ちびっ子の協力を要請してみる。
「お母さんの所に行くから、この部屋のドアを開けるのを手伝ってくれる?一緒にやってみようか?よいしょ、よいしょ」
ちびっ子はドアを開けることに神経を集中し始めると同時に泣き止んでしまった。おぉ、こんな小さい子でもすることと考えることが変わると、泣き止むことができるのだね。
理屈を承知でやってみたのだけれど、実際に成功した時には、ちょっとうれしかったな。
- 幻想と厳しい現実
-
2011.11.12 Saturday遠くへ引っ越した若い友人が久しぶりに訪ねてきてくれた時のこと。
集中力について、読んだばかりの本(将棋で有名な羽生が書いたもの)に「好きなことなら、集中する」とあった話をしたら、その友人の子が行っている主義主張がある学校もそういう考え方の教育をしているのだとか。
「そうだよね」と二人で盛り上がったのだった。
が、なぜか、多くの人は「いやでもやりなさい」が大好き。
「好きなことだったら集中する」は裏返せば、「好きになれないことには集中しない」でもある。これが厳しい現実だ。が、それよりは「いやでもやるべき」という幻想にしがみつきたい思いの方が強いみたい。
幻想にしがみつきたい人を幻想から引き離すことはできない。だから、引き離そうとは思わないが、「そうして、しがみついている間は幸せにはなれないのにな・・・」とは思う。
- 見えている世界はこんなにも違う
-
2011.09.20 Tuesday「同じ物を見ても、見る人によって、違う見方をしている」と繰り返し、話したり書いたりしている。
が、今日の出来事は、それを実証するようなことで、なかなかおもしろかった。
24本もの醤油を買ってしまった私は、このところ、それを売りさばくべく頑張っている。今日も2本、引き取ってくれるとのことで、持って出かけた。
醤油を引き渡す会ではないから、みなさんの邪魔にならないところへ置きたい。でも、床に近いところに置くと、渡すのを忘れそうなので、テーブルの端へ置いた。
それを見た相棒は「このテーブルはがたぴししているから、そんな端の方へ割れ物をおいてはいけません」と、もう少し内側へ置き直す。
と、次にやってきた人は私が24本の醤油を売りさばき中であることを知っているので、「さすが、私忘れのないように、とっても目立つところに置いてある」と思ったそう。
「私以外の人は私と同じようには見ていない」という、なかなか興味深いエピソードではないかしら。
- 成田は遠い?近い?
-
2011.06.26 Sunday久しぶりにアメリカの娘宅へ遊びに行ってきた。
今まで「成田空港は遠いから行くのに時間がかかる」と少しマイナスのイメージで考えていた。
空港でのセキュリティチェックや何やのため、実際に飛行機が飛ぶ3時間前までに空港に着いていなくてはならないから、夕方に出発する飛行機に乗るために朝から家を出なくてはならない。でも、今回、気づいたのだが、成田空港と同じ関東地方に住んでいるから、「成田まで遠くて困る」という発想になるのかもしれない。
もし、私たちが北海道や九州に住んでいたら、そこの空港から成田空港まで飛行機で移動しなくてはならないのかも。あまり考えたことがなかったから、成田空港に国内線がどのくらい発着しているかもしらないな・・・
成田空港以外にも国際空港があるが、それらの空港からは娘たちの街の近くまで飛行機が飛んでいないかもしれない。
こんな風に見方を変えてみると、「成田空港が遠い」などと文句を言えないことに気づく。
いろいろなことについても、同じようなことが言えるのだろうな。
「もっと不便なことがあるかもしれない。もっと悪いことがあるのかもしれない」という発想を持つ努力をする必要があることに、今頃、気づいた私だった。
- 文句を言ってもいいことはない
-
2011.05.25 Wednesday過去は変えることができない。
きわめて当たり前のことなのだが、ついつい忘れて、文句を言う人も多い気がする。
近いうちに娘のところへ遊びに行く予定。娘がお世話になっている人が草木染めに興味があるので、草木染めの実演をしてほしいとのこと。
材料が簡単に手に入ることからタマネギの皮で染めることにして、タマネギの皮をためておくように頼んでおいた。
せっせせっせとタマネギを食べて、たくさんの皮をためたらしい。が、娘のパートナーはそれを捨ててしまったのだって。
文句を言ったところで、タマネギの皮は出てこない。
だから、さっさとあきらめて、別の物で染めることにする。
- 成功体験は大切
- ストレスのない人生を手に入れたいですか
-
2010.11.04 Thursday私たち夫婦は、ひょんなコトからカウンセリング心理学を学び始めた。ある程度、身につけることができてくると、驚くほどストレスが激減していった。
他の多くの方ににも、「ほんの少しコツがわかってくるとこんなに楽に暮らせますよ」と、お伝えしたい思いから学習会をスタートした。
が、このところ、私たちがお伝えしたいことが上手にお伝えできていない気もし始めている。
私たちのお伝えしたいことと学習会に参加する方のニーズの間にずれがあるのかもしれない。
それについて私たちなりにいろいろ考えてみた。
ストレスのない人生を手に入れるためには、そのための理論を学び、さらに実践できるようにする練習が必要だ。
話が飛ぶようだが、車での移動をするということに関して考えてみてほしい。方法は大きく分けて二つあると思う。自動車の運転を覚え、自分で運転できるようになるか、誰かにお願いして乗せてもらうか。
自分で運転を覚えるためには、それなりの努力が必要だ。誰かにお願いするのは、「お礼を言う」なり、「タクシーなどの料金を払う」なりが必要。が、対価の支払いをするということさえすれば、運転を覚え、練習するという努力なしに車での移動が可能になる。
が、ストレスのない人生を手に入れるためには、そうはいかない。
タクシー路線はなく、自分で運転を覚える努力をするのか、しないかなのだと思う。
多少の努力をしてでもストレスのない人生を手に入れるのか、努力をするよりはストレスに耐える人生を送るのか、どちらを選ぶかは、皆さんに決めて頂くしかない。
ストレスのない人生を手に入れたい方には、そのノウハウを提供しますが、自助努力なしには手に入らないことを知っていただきたいな。
- 断り上手
- 見方は人によって違う