- 藍の叩き染め体験 2011
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2011.08.23 Tuesday昨日は藍の叩き染め体験を行った。
いわゆる藍染めをするための原料となる藍の葉を木綿の布に叩きつけて染める原始的な染め物だ。
藍の葉っぱを布の上に並べる。
そして金槌で叩く。ガンと一撃で叩くのがコツ。
と、こんな感じに・・・
これを石鹸でガシガシと洗う。葉緑素の緑が見る見るうちに洗い流されていく。初めて見る人は「せっかく染めた色が落ちてしまう」と、とても焦る。が、大丈夫。緑が洗い流された後にきれいな藍色が残るのだ。
「緑色を洗い流した後に青い色が出てくることを初めて知りました」と、驚きと感動が伝わる感想を書いてくれた子がいて、うれしかった。
私たちにとっては何年も続けていることだが、初めて体験する人の感動が続けるエネルギーとなっているのだと思う。
- 木工体験 2011 その3
- 木工体験 2011 その2
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2011.08.10 Wednesday一人分の板を手にした後は、それを船の形に切る。船の後ろは好きな形にしてもいいが、先頭部分は舳先の形に切る。
要するにV字形に切るようにと話をする。が、左右対象に線を引けない子が多いには参った。
説明の仕方が悪かったのか、子どもたちが船についてのイメージを持っていなかったのか、どっちだろう・・・
おもちゃだから、作る子の好きな形でいいとは思うが、舳先部分は、一応、左右対称に作ってもらいたい。
一人一人に説明をして、一緒に線を引き直す。でも、この作業をしたことで、板を自分の好きな大きさや形に切るためには、どのように線を引けばいいかがわかったようだ。
土台ができたところで、好きなように船を作る段階になると、がんばる、がんばる。「ほしい大きさの木を手にするためには線を引いて、鋸で切ればいいのだ」と、どんどんやりはじめる。木を切るのは、そう簡単な作業ではないと、よくわかってはいる。が、」がんばれば、ほしい大きさの木を手に入れられる。だったら、がんばるのさ」
そんな声が聞こえてくるような感じの子どもたちの様子だった。
- 木工体験 2011 その1
- 真夏の坊主めくり
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2011.08.01 Monday今日は「カードゲームで遊ぼう」をした。
最初は坊主めくりをする。
一番大きい中学1年生は坊主めくり初体験だそう。4才のちびっ子だって、一緒にできるよ。どうってことのないゲームだけれど、結構盛り上がる。
見ていておもしろいなと思ったのは、たくさんのカードをもらった子が嫌がること。たくさんもらうと、坊主が出た時のショックが大きいとわかっているから、たくさん持つのを嫌がるようだ。それだけ、賢いってことだと思う。
次は前回にもやったニュメロなるカードゲーム。これは大人も一緒にやる。
初めての大人も説明を聞いてトライ。
1回目は足し算のみ。2回目は引き算も入れてやってみる。要領がわかってくると、ちびっ子だって真剣。
「ふっふっふ、人生はキビシイのだよ」と大人がたくさんのカードをゲットできるチャンスには容赦なく頂いてしまう。
でも大人が絶対的に強いわけではないところがおもしろい。大人、中学1年のお姉さん、ちびっ子たちが一緒に楽しめる。
楽しい仲間と楽しい時間を持つ方が子どもたちにとっては、ずっと楽しいのだと思う。ゲームにのめり込むから、ゲームをする時間を制限するという発想よりも楽しい仲間と楽しい時間を作る工夫の方が大切だとも実感して頂けたのではないかしら。
- 絵本読みの会
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2011.04.30 Saturday今日は親子で集まって絵本を読む会を行った。
お気に入りの絵本を各自持ち寄って、その中の何冊かをみんなで交代で読んでみた。
全部で20人近い親子が集まったが、同じ本は1冊もない。
途中で何回か感想を話し合ってもらったりもしたが、おもしろかったと感じた本もいろいろだったのがおもしろい。
そんな中で人気があったのは、言葉遊びの本。「バスケットの中でやってはいけないことは?」「バスケット、バスケット、バスケット」と何回も唱えていると「バスケットがけっとばす」に変身をしていく。単純だけれど、みんなで楽しめた。
「とらよりこわいほしがき」もなかなかの人気だった。
感想に「絵本を読んでもらうって、大人でも楽しかった」とあった。
大人でも楽しいのだから、子どもたちは、本を読んでもらうのはとても楽しみだと思う。
字が読めるようになってからでも、本をたくさん読んであげてほしいな。
本好きな子に育てるこつはたくさんの本を読んであげることだと思う。
- それぞれの学び
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2011.02.14 Monday体験企画もかなりの回数を重ねてきた。何回も参加している親子も多い。
気づけば、それぞれに学びつつあるようだ。
親は口出しをして、お互いに気分が悪くなったりするよりは、黙って見ているほうがよいと学びつつある。そして、子どもたちも、困ったら、私たち夫婦に助けを求める方がよいと学んだようだ。
昨日も、また新しいことにチャレンジだったから、やり方がわかるまで、私たちはあっちへ呼ばれ、こっちへ呼ばれだった。
「ここでは楽しくいろいろな作業ができる」が、すっかり定着したようで、うれしい。
いつものことながら、感想に「楽しかったです」「ありがとうございました」とあるのも、とても気持ちがいい。
いい気分で過ごせれば、子どもたちは自分から、きちんとお礼が言えるのだよね。
ここでは否定されない、助けを求めたら、いつでも助けてもらえる。自分たちを大切に扱ってくれる大人がいる。そんなことが浸透していっている様子はうれしいものだ。
- 「楽しく」がポイント
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2011.02.13 Sunday今日は地元の大型店舗のスペースをお借りしての体験企画。
貴重なスペースを貸してくださっているお店に「貸した甲斐があった」と思って頂けると、うれしいのだが・・・
たくさんの方に声をかけ、お手伝いや参加をお願いした。
おかげさまで、思っていた以上にたくさんの参加者があり、道具などを買い足しに走るほどだった。なんと、スタッフを入れ、全部で28名です。
本日の企画は、企画している私たちからすると、何回目かの「編み織り」という簡単織物。段ボールにカッターで切り込みを入れ、そこに縦糸を張り、横糸を毛糸の綴じ針ですくっていくという原始的な方式で織物ができあがる。
参加した方たちからすると、初めてのことで、「こんなやり方でコースターができてしまうのだ」と、びっくりだったみたい。
でも、作り始めてみると、なかなか楽しい。
おかしかったのは、渋々ついてきたパパが一番夢中になったとか、ついてきた2,3歳の子が針に糸を通して、とても楽しそうに踊るような足取りで会場をふらふらしたこと。
何をするにも「楽しく」がやる気のポイントだ。「イヤでもやりなさい」は言う人の期待ほど効果がないのだよね。
本日の作品はこんな感じ。
- 体験企画の回を重ねて
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2011.01.07 Friday今日はお正月企画をしてみた。未就学児たちは坊主めくり大会。小学生以上の子たちは動物将棋なる物を作り、それで遊んだ。
動物将棋なるものをネットで発見し、お試しでやってみたら、簡単な割に奥が深い。女流棋士が考えたとのこと。
勝手に作っていいかという疑問があった。丁寧にするなら、きちんと問い合わせをする必要があるのだろう。が、子どもたちが作ることを楽しみ、家族やお友だちと遊ぶ分にはいいのではないかと・・・
簡単にできる、あまり費用もかからないの2点を追求して、駒はコルク製のコースター、盤はランチョンマットを使うことにした。
子どもたちは好きなように字や絵を描いてできあがり。
さっそく対戦です。お母さんを相手に勝つ子もいて、なかなか盛り上がった。
恒例となった感想はどの子も一生懸命書いてくれる。
帰宅してから読んだら、全員が「楽しかった。またいろいろ作りたいです」と書いてくれていた。
回を重ねるに連れ、「何を作るのも楽しい」と感じてくれていることがわかり、とってもうれしい。子どもたちのこういう姿を見ることでお母さんたちも得るものがあると思う。
これからもできるだけいろいろな企画を考えていくつもりですので、どうぞ、よろしく!