- 当たるとうれしい
-
2020.07.08 Wednesday
小さな町の小さな本屋は訪れてくれるお客様もさほど多くない。
それでも注文をしてくださる方がいられるおかげで、それにプラスした本を毎月、仕入れをすることができている。
ふらりと入った本屋で、思いがけない本との出会いができるのが本屋のよい点だと思う。
だから、できるだけ、新しい本を入れて、本を回転させたいと考えている。そのためには、ご注文いただいた本にプラスして仕入れをすることが大切。ということで、月に10冊から20冊は新しい本を入れるようにしている。
入ったばかりの本がすぐに売れるのもうれしいが、私が選んで入れた本に注文が入るのもうれしい。
「この本を注文します」と連絡が入った時に「もう既に入荷しているので、お取り置きしておきます」と返事をする。と、「わぁ、うれしいです」と返ってくる。
本は思っていた以上に次々と出版される。
が、小さな町の小さな本屋は仕入れ資金も本を置ける場所も少ない。そして、買いに来られるお客様も少ない。
だから、仕入れる本もそれほどたくさんは選べない。お客様の好みを考えたり、私の好みなどで選ぶことになる。
そうして選んで入れた本を注文されるのは「当たり!」という感じで、とってもうれしい。