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地元は強い

 小さな町の小さな本屋は月に2回、40冊ほどの本を仕入れることが多い。

 

 ご注文を頂く本に私が選んだ本をプラスして仕入れるというのが基本。

 

 多くの本屋さんは、取次さんから自動的に本が届けられ、それを店頭に並べる。そんな売り方をしているらしい。

 そして、売れなかった本は「返品」と言って、返すのだとか。

 そうして自動的に送られるから、よく売れる本は売り上げ実績に応じて受け取ることができるとも聞いている。逆に言うと「売れそうだから、たくさんほしい」と思っても、売り上げ実績が悪いと送ってもらえないみたい。

 

 そんなことを知ってはいたけれど、小さな町の小さな本屋とは無縁の話だと思っていた。

 

 が、今回、私が注文を出した本は直木賞の候補にノミネートされたこともあり、入手が大変だったらしい。

 「『著者と関わりがある町の本屋さんからの注文だから』と言って、確保しました」と取次さんの担当者さんから言われました。

 

 ふう、そうなんだ。地元って、強いのね。

 

 

author:けい, category:-, 21:13
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