- 見方、感じ方の違いで
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2010.09.29 Wednesday
いろいろなことに対し、どう見るか、どう感じるかで、気分はずいぶん違う気がする。
おかげさまで、「嫌なことは考えない、いいことだけを考えるようにする」がかなり身についてきている気がする。
そんな私からすると、お天気についての見方はその第1歩というところだろうか。
「暑さ寒さも彼岸まで」というのに、今年は彼岸の22日にも34度近い気温があり、みなさん、「暑い、暑い」と大騒ぎだった。が、その翌日には一気に気温が下がった。20度までは下がらなかったが、と言いたくなるほどの急降下ぶり。その翌日も気温が低く、あっちでもこっちでも「寒い」の大合唱。「『早く涼しくなってほしい』 と願っていたのではないの?」と、おかしくなってしまった。
「暑い」と思う時には「半年経ったら、『寒い、寒い』」と言うのに」と思うといい。
そんな風に考えるようになったら、「暑い」「寒い」に大騒ぎをしなくなったつもり。
先月末に車のバックドアに挟んで、指を怪我した。これも、「時間さえ経てば、治る。それまでの不自由を少しガマンしよう」と考えて暮らしてきた。
何やかやと、あっという間に1か月が過ぎた。一応、「全治7週間」ということになっているので、半分以上が過ぎた計算になる。こういうことって、初めの時間の経過の方が長く感じるから、後はあっという間に過ぎるつもり・・・
- ハマナスの実
- 今日もちびっ子のお相手
- 秋の花 その2
- 私から見た世界、相手から見た世界
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2010.09.24 Friday今日の学習会では、「同じことでも立場が違うと、見方が違うのでは?」ということを考えてみた。
わかりやすいのは、お店の人とお客さんというシチュエーションかな。お店の人は、お客さんの生活の便利さ、お客さんの幸せよりも、高く売れること、たくさん売れることを考えていることの方が多いと思う。一方で買い手のお客さんは、お店の満足よりも自分の満足を考えることの方が多いだろう。
同じ一つの品物を間にして、買い手と売り手では、考えていることがこんなにも違う。
「買い手と売り手だから、考えることがこんなに大きく違うので、家族なら同じかといえば、やっぱり大きく違うはず」と話したら、「まさに、それを実感しました」の声が上がった。
「昨日は台風の影響もあって、雨風が激しく、『こんな日はできるだけ外に出ない方がいい』と私は思っていたのですが、夫はまったく違う考え方をしていて、「『今日のような日は栗がたくさん落ちているはず、だから栗拾いに行こう』と言い、聞いた私はびっくりでした。で、実際に夫はたくさんの栗を拾ってきて、ルンルンでした。見ている世界って、すごく違いますよね」だって。
こんな風に、「見ている世界が違う」と理解することから、相互理解が始まるのではないかしら。
- 互いの思いはずれることがしばしば
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2010.09.23 Thursday
今日の学習会のお題は「子ども向け、感情のコントロール法」。
学習会の初めからおもしろかったのは、親の思惑と子どもの思いが大幅にずれたこと。
自分なりに必要を感じて、聞きたいと思った子は一人。残るちびっ子たちは、なんだかイヤーな予感がして、さっさと逃げ出した。「これがわかったら、楽になるよ」というメッセージよりも、「ガマンのできるいい子になってね」オーラを察知したのだろうね。
自分以外の人を思い通りにしようと思うから苦しくなる。そうはいかないと、理解すると、感情のコントロールがしやすくなるということが、実地に理解できるいいチャンスだったのではないかしら。
- よりよい対人関係を築くことで手に入れられるもの その2
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2010.09.22 Wednesday感情のコントロールに苦労する人は多いが、こんな風に仕組みがwかってくると、コントロールしやすくなる。
繰り返すが、感情のもとは、思い通りにならない自分以外の人の言動ではない。自分以外の人の言動に対し、「こうあってほしい、あああってほしい」と勝手に望むことが、感情のもとなのだ。
そういう望みを押しつけることをやめ、相手とよい関係を築くことに努力をする。
これで手に入るものはとても大きい。
よりよい夫婦関係を毎日我が子に見せるのと、些細なことで言い争いを繰り返してみせることの違いについて、考えてみてほしい。
我が子が成長し、結婚したとき、よりよい夫婦関係を築けるようになるためには、どちらを見せたらいいかは言うまでもないだろう。
- よりよい対人関係を築くことで、手に入れられるもの その1
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2010.09.21 Tuesday今日の定例学習会は、参加者のリクエストで「よりよい夫婦関係の築き方」をやることに。これは本当に人気の高いテーマで、あちこちで何回も取り上げている。
いい関係でいたいと望みながら、うまくいかずにジタバタしている人も多いのかもしれない。
「いつもニコニコやさしい妻、夫を望まれたら、どうしますか?」の質問には、おもしろいほど、即答で「無理!」が返ってくる。「相手がそう望んで、それが叶わないと怒ったら、どう考えますか?」には「勝手に望んで、勝手に怒っている」となる。
でも、私たちは自分が望んでいることに対しては、そうは思わない。「きわめて当たり前のこと、その位はやるべき」と考えて、それをしない相手が悪いと考えることがしばしば。
「他の人が自分にしてほしいと望むことは無理だから、私はしない。でも、私が他の人に望むことは、やって当たり前のことだから、やってほしい」と言う人を見たら、どんな印象を受けるだろう。
私以外の人がそう言っているのを聞いたら、「なんと身勝手な人だ」と思うのではないかしら。でも、自分のことになると、けっこう、そういうことをしている。そのことに気づくのが夫婦関係だけでなく、あらゆる対人関係をよくするポイント。
感情に振り回されるのではなく、感情のもととなる自分の考え方をチェックし、それを変える努力をすると、感情をコントロールしやすくなる。
それをやりつつ、自分はどういう夫婦関係を築きたいのか、今、自分がしていることは、そのために有効なのかどうかを検証するといい。
「やせたいの」と言いながら、食べ続けている人を見たら、「それではやせられないよ」と思う。
それと同じで、いい夫婦関係でありたいなら、それを維持し、強化するための手だてを講じる必要がある。