- あなたの趣味は
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2011.09.30 Friday決して器用ではない私だが、ここまで生きてきて、ずいぶんいろいろな物を作ってきた。
マニュアル通りに作る時よりも、少ない材料をやりくりして作る時の方が大きな達成感を得られる気がする。
昨日の日記でアップした針刺しもお菓子の空き容器にコーヒーの粉を詰め、娘が小学校の頃に使っていたハンカチをかぶせ、ケーキの箱についていたリボンを貼りつけて作った物。
お片づけの好きな人から見ると、「そんな物をとっておいて、どうするの?」というような物を利用して、必要としているものが完成できたというのは、かなりの快感だ。
我が学習会へ参加してくださっている方たちは、こういう快感を日常的に味わえているのかしら。
「やった!」という達成感からくる快感を味わえない日を続けていると、些細なことにも不平不満を抱くようになりがちだし、家族へも注文が多くなるのだと思う。
で、今日の参加者に質問してみました。
物を作る趣味をお持ちですか?それで、いい気分になれていますか?
返ってきた答えは予想通りというところかな。
ゼロではないが、十分に満足というレベルにはかなり遠いみたいだった。
どんなことでもいいから、達成感が得られる楽しみを見つけ、続けてほしいな。
- 針刺しのできあがり
- ある物は使わなくっちゃ
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2011.09.28 Wednesday急に冷え込んできたから、掛け布団も厚いものがほしい。
カバー類をチェックすると、一応、洗濯をしてしまってあったはずだが、漂白をしたい感じ・・・
以前に教えてもらった「粉せっけんと酸素系漂白剤を同量ずつ入れ、よく泡立てた中につけ込む」方式でいきたい。
とりあえず、引っ張り出したカバーの数は3枚。うーん、バケツには全部、入りそうもない。一日、一枚ずつというのも、まだるっこしい。さりとて、風呂桶につけ込むのも、どうだろ?
他に、いいアイディアはないかなぁ・・・
そんな私の目の前に見事な大鍋があるではないか。
昔、毛糸や絹糸を草木染めでせっせと染めていた。そのための道具として、ステンレスの大鍋を使っていた。このところ、出番がなかったのだが、この夏、久しぶりに藍の生葉染めをするため、登場してもらったのだった。
「使い終わったから、しまわなくては」と思いつつ、廊下の片隅に・・・
30リットルか40リットルも入るような大鍋だから、3枚のカバーを入れても、まだ余裕がある。我ながら、グッドアイディアだ。
さっそくカバー類をつけ込んだ。
これからも大物の漂白の時には、しっかり働いてもらおうっと。
- 針刺し
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2011.09.27 Tuesdayずいぶん昔に作った針刺し。中にゴマを入れてあったので、針がさびず、使いやすかった。が、かなりの時間がたって、さすがにゴマの油がなくなってきたみたいだ。
久しぶりに新しい針刺しを作ろうかな。
まずは出たついでにゴマを買うことにする。
小さな店を2つまわってみたが、ゴマがない。あったのはゴマ塩だけ。うーん、最近はゴマを使う人って少ないのかも。
私だって、この前、ゴマを買ったのはいつ高、思い出せないもの。
大きなスーパーに行けばあるかもしれないが、ない可能性だってあるから、今日のところは諦めて帰ってきた。
ゴマがだめなら、代わりに何を入れようかな?
コーヒーがいいかも。
念のため、ネットで調べたら、やはりコーヒーの粉を入れて作るやり方が出てきた。
私がイメージしていた針刺しは正方形に縫って作る物だが、最近は縫わずに工作のようにして作るらしい。
ペットボトルのふたの上に作るやり方が紹介されていた。
私はもう少し大きいものがほしいから、直径5cmほどのお菓子が入っていたプラスチックケースを利用して作ってみよう。
- これからの楽しみ
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2011.09.26 Monday今日の最高気温は19度だったらしい。
つい数日前までは30度ほどはあって、「暑い暑い」と言っていたことが嘘のようだ。
まだ暑い日もあるらしいが、これからは秋が深まるにつれ、気温も下がっていく。
秋が深まり、冬へと進むことが体感できる、この数日だ。
秋から冬へかけての楽しみは、とってもたくさんある。
我が家の栗の収穫まで、あと少し。毬がはじけつつあり、2階のベランダからは毬の中の大きな栗の実が見える。あと数日で栗を手にできるだろうと思うと、毎年のことながら、やっぱり、うれしい。
寒くなれば、毎日のように巻きストーブを焚く。とろとろ燃える薪ストーブの炎を眺めるのはいい気分。その上でことこと煮込む料理もおいしい。
きーんと冷え込んだ空気のおかげで、山々の稜線もくっきりと見える。山に雪がかかれば、さらにうれしい。
日ごとに寒さが増していくだろうけれど、おかげで楽しみがふえていくのは、とってもありがたいことだと思う。
- 彼岸花にも個性
- 迷子の小猿
- 帰宅できない想定
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2011.09.22 Thursday東北大震災の直後は大きな余震も続いたから、電車に乗って出かける時には、「もし、電車が止まって帰れなくなったら、どうするか」を考えながら動いていた気がする。
が、「喉元を過ぎれば」 ではないが、この頃は、「電車は正常に動くもの」と、なってしまっていたようだ。
昨日の台風はすごい大型で、あちこちで電車が止まってしまった。
3月11日と同じように、また多くの帰宅困難者が出たようだ。
それだって、「予期せぬ形で一晩を過ごさなくてはならなかっただけで、それ以上の悪いことが起きなかったのは、ありがたい」と考えることだってできるのだけれど・・・
東京の真ん中でも倒木に車のトランクを直撃されたタクシーがあったとか。便利さに慣れてしまった私たちは自然の威力のすごさを忘れつつあるのかもしれない。
「地震やそのほかの予期せぬ事が起きて、電車が予定通りに動かない可能性は、いつでもあるのだ」と、帰宅できない時のための備えをすることにした。
うーん、必要な物は何かな。買ったきり、どこかにつっこんであるエマージェンシーブランケットは軽いし、かさばらないから、常時、持ち歩くことにしよう。200ミリリットルのペットボトルに入った水もいいね。水なら、小さな傷を洗ったりするのにも使えるから。
飴やちょっとしたエネルギー源になる物もあると便利そう。2,3日は食べ物がなくても生きていけるが、口にするものがあれば、気持ちも少し楽になるもの。小さいペンライトもあると便利そう。
この位の荷物なら、それほどの負担なく、持ち歩けると思う。
後は体力を鍛えること、柔軟な思考力と精神力を持つことかな。
- 地下足袋を履く仕事がしたい
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2011.09.21 Wednesday「若者だけの林業会社、奮闘ドキュメント 今日も森にいます。東京チェンソーズ」というとっても長い書名と緑の葉がいっぱいに広がる本の表紙で、中身の見当もつく。
都会で生まれ育った少年が大学に入って、探検部に夢中になる。
卒業後はふつうのサラリーマンとして働き始めるが、1年間の使用期間の後、会社も本人もその仕事があっていないとの結論を出す。
では、どんな仕事をするのかとなった時に学生時代にアルバイトをした時のことを思い出す。地下足袋を履いて造園関係の仕事をしたのは、気持ちがよかった。「地下足袋を履く仕事がしたい」と林業を目指したのだそう。
とはいっても、林業の世界へ入るのは簡単ではない。森林組合での仕事に就き、現場での作業を覚えていく。
そして数年後、若者だけで会社を作り、仕事をもらえるまでになっていく。
私はそこそこ田舎に住んでいて、薪ストーブなどを使っていることもあり、手入れをされていない山が多いことも知っている。そんな私にとって、こんな風に若い人が林業に取り組み、仕事として成立させていることは、とってもうれしい。
後に続く若者がもっともっとふえるといいなと思う。
- 見えている世界はこんなにも違う
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2011.09.20 Tuesday「同じ物を見ても、見る人によって、違う見方をしている」と繰り返し、話したり書いたりしている。
が、今日の出来事は、それを実証するようなことで、なかなかおもしろかった。
24本もの醤油を買ってしまった私は、このところ、それを売りさばくべく頑張っている。今日も2本、引き取ってくれるとのことで、持って出かけた。
醤油を引き渡す会ではないから、みなさんの邪魔にならないところへ置きたい。でも、床に近いところに置くと、渡すのを忘れそうなので、テーブルの端へ置いた。
それを見た相棒は「このテーブルはがたぴししているから、そんな端の方へ割れ物をおいてはいけません」と、もう少し内側へ置き直す。
と、次にやってきた人は私が24本の醤油を売りさばき中であることを知っているので、「さすが、私忘れのないように、とっても目立つところに置いてある」と思ったそう。
「私以外の人は私と同じようには見ていない」という、なかなか興味深いエピソードではないかしら。