- 平穏無事に暮らせたことに感謝
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2012.04.30 Monday昨年の大津波でたくさんの方が亡くなった。また、このところ、悲惨な交通事故も多い。
私たちより少し前の時代は、戦争があったり、乳児の死亡率が高かったり、結核が死と隣り合わせの病気だったりした。だから、多くの人にとって、死はかなり身近にあったと思う。
今はそうではなくなっているから、ほとんどの人が昨日まで無事に暮らせ、明日もまた同じように暮らせるつもりでいると思う。
が、実際には、さまざまな出来事である日、突然、人生を終えなくてはならないこともある。
先日、カウンセラー仲間の集まりで、日本のホスピスの草分けである柏木哲夫医師へのインタビュー番組の録画を見た。その時に、彼は「多くの人は死というものを『長い人生の最後にやってくると思っている』が、そうではなく、私たちの生そのものが、常に死に裏打ちされていて、トランプのカードがひょっと裏返るような感じで、ある日、突然、死が現れることもあるのです」と繰り返していられた。
悲惨な事故があっても仕方ないと思っているのではない。
が、私たちの生が保証されているものではないと言いたいだけなのだ。
実際に、私よりも若い友人が何人か亡くなっているし、前の晩まで元気だったのに、朝、布団の中で冷たくなっていた知人もいる。
このところの悲惨なニュースに接するたびに、一日を無事に過ごせたこと、その上にうれしいことで満たされていたのは本当にありがたいことなのだとしみじみ思う。
- 今年最後のお花見かな
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2012.04.29 Sundayお天気もいいから、お散歩に出かけよう。
でも、お洗濯もたっぷりして、ゆるゆるとのお出かけだと、車を止められるあっちのコースがいいかな。
ということで、あまりポピュラーではないコースを選択した。
あたり。それほど広くない駐車スペースはいつものことながら、あいている。
ゆっくりと歩き始める。新緑に体が緑に染まりそうな感じがとてもいい感じ。
と、今まで歩き慣れていた道に新しい林道ができている。
人生もこんなものかもしれないな・・・
歩き慣れているつもりの道の先に、ある日突然、新しい道が表れて思いがけない展開になったりするのかも。
そんなことを思いながら、歩き続けていくと、桜の木に出会った。少し遅いが、まだまだお花見ができる。
ゴールデンウィークの真っ最中に誰もいない山の中でお花見ができるのは、すばらしい贅沢なことだと思う。
- カキドシ
- 友からの連絡はうれしい
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2012.04.27 Fridayこのところ、いろいろな友人からうれしい連絡を頂く。
その中の一つが東北で知り合った長野在住のオーストラリア人からのメール。書いている私にさえ、ややこしいが・・・
ひょんなことからの出会いが、メールでつながっていくのは、すごいことだ。
先日、ふらふらと軽井沢まで行った。帰宅してから、彼女の住んでいるところの近くまで行っていたことに気づいたのだった。そんなことをメールで書いたら、「次回、長野へ来る時にはぜひ連絡をしてほしい、また会いたい」との返事をくれた。
うれしいね。
次回がいつになるかはわからないが、ぜひ、次回を作りたい。
長いこと、年賀状を交換するだけだった友人との再会し、連絡を取り合えていることもうれしい。
どうでもいいことで時間が過ぎていってしまいがちだ。が、ほんの一歩を踏み出して、連絡を取り合うことですてきな世界が広がる。
連絡をくれる素晴らしい友に感謝です。そして、私も自分から連絡をするように、がんばろうっと。
- 豆乳お好み焼きと天ぷら
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2012.04.26 Thursday今日はお好み焼きを作るのに卵の代わりに豆乳を使ってみた。うーん、なかなかいい感じ。
といっても、「目指せ、菜食主義」でもなく、お好み焼きの具にはお肉をぽっちり入れたのだけれど・・・
菜食主義風に行くなら、かりかり油揚げなどを入れれば、、お肉の代わりになるかしら。
一度、試してみてもいいかも。
お好み焼きと天ぷらは似ているところがあると思うので、豆乳お好み焼きがOKなら、豆乳天ぷらもいけそうだ。
できれば、野草の天ぷらで試してみたいな。
このところ、よく食べるユキノシタ、ハルジョオン、ヨモギの他、アザミ、オオバコ、タンポポ、柿の葉に春の定番の芹あたりがおいしそう。
- 「旅立ちたい」との思いさえあれば
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2012.04.25 Wednesday「障害者の地球旅行案内」という本を読んだ。
私は若い頃から旅行が好きだった。お金がない割には海外へも何回か行っている。パックツアーで行ったのは最初の時だけで、それ以降の旅行はは全部、自分で手配した。
もろもろの事情から、しょうがいをお持ちの方とのつきあいもそこそこある。
そんな知識がある私が読んでも、この本に出てくる人たちはすごい。
車椅子利用者がアメリカへ行くので、レンタカーを手配する。と、渡されたレンタカーのハンドコントローラー(アクセルやブレーキなどを手で動かす装置)の位置が日本の車と左右が違っていたのだって。
でも、えいやっと運転したっていうのだから感心しちゃう・・・
左側通行が右側通行になるだけだって、おたおたする私だから。
目が見えなくても仕事について国内旅行を楽しんでいる方は、旅先で出会った方から「日本国内を旅行できるなら海外へも行けますよ」と言われ、その気になる。
そうして、スコットランド行きを実現する。が、パスポート取得のところで、「介助者なしで1人で行くなんて」などと言われ、とっても手間取ったとのこと。
日本のお役人事情を考えると、わからなくもない。
が、パスポートを手に入れて、いざ出かけてしまえば楽しい旅行をすることができたそう。
読み終わって感じたのは、「行きたい」「やってみたい」の思いの強さが実現への鍵ではないかなということだった。
- たくさんの花、たくさんの山
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2012.04.24 Tuesday安く泊まれるところを見つけたので、ふらふらと出かけてみた。
目的地は軽井沢のはずれ。
調べてみると、我が家からは一般道を通っても5,6時間かければ行けそう。早起きして出かけてみた。
山中湖、河口湖を通る。ここらはまだまだ桜がきれい。
桜が終わったら、桃の花がたくさん。「いつか山梨の桃の花を見に行きたい」と思っていたのが、こんな形で実現するとは、うれしいびっくりだ。高速道路を走っていたら、たぶん見ることがない景色だったと思う。
街の中に入ると、街路樹のアメリカハナミズキが花盛り。
山梨の山並みを見ながら走り続けると、南アルプスが見えてくる。
その次は八ヶ岳と、山の景色もどんどん変わる。最後は浅間山だった。
たった2日の間にたくさんの花とたくさんの山を見ることができた。湖も見たし・・・
芽生えつつある柔らかな新緑もいっぱい見た。
いいものをたくさん見ると、それだけで幸せになれる・・・
- 自分で自分の生活をデザインする その2
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2012.04.23 Mondayその1で書いたように私たちは自分の生活を自分で決め、実行することができる。
一日のような短期的なことでも、1年やもっと長い長期的なことでも、同じだ。
とはいえ、予期せぬ出来事が起きることもしばしば。突然の来客だったり、我が子があれをしてほしい、これをしてほしいと言うことなどなど。
でも、これにどう対応するかは自分で決めることができる。
突然の来客に対しても、久しぶりの友人の訪問なのだから、自分の予定をキャンセルしてお相手をすることもできるし、「せっかく来ていただいたのに、申し訳ないけれど、カクカクシカジカの予定があるから、ここまでしかお相手できないの」と言うことだってできる。
わが子のおねだりに対しても同じ対応が可能だ。
肝心なのは、どんなことに対しても、自分で決めて対応できるということ。
ここがわかってくれば、今までにも繰り返し出てきた「ばっちり家事をするぞと決めていたのに、ぐだぐだと過ごしてしまって、後悔することはありませんか」に対する答えはとっても簡単に出せる。
突然の来客や我が子のおねだりは、相手があることだが、自分がぐだぐだするかどうかは自分次第だから。
ばっちり家事をするぞと決めていても、ぐだぐだしたくなった時点で、ばっちり路線をがんばり続けるのか、ぐだぐだ路線に路線変更をするのかを決めればいいだけのこと。
「気がついたら、ぐだぐだ過ごしてしまった」というのは、厳しい言い方かもしれないが、言い訳でしかないと思う。
ぐだぐだ過ごすと自分で選んだのに、そのことを意識していなかっただけなのだから。
- 自分で自分の生活をデザインする その1
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2012.04.22 Sunday少し間があいて、久しぶりの学習会を行った。
NPO法人を解散してからは、みなさんからのリクエストに応じる形で開催している。今のところ、1か月に1回ほどのペースだが、お互いの都合をつきあわせて、開催日を決定する形を取っている。
今日は「自分以外の人のことは理解しやすくなったが、自分のことは、まだまだすっきりしない。自己肯定もいいけれど、改善点をさがさないのもまずい気もするし」の声に答える形で話を始めた。
「自分がどうなりたいかと現状の間を埋める形で考えるといいのではないか」と言うのが、とりあえずの私の答えだ。
他の人から見たら、改善すべきと思えることも、当人が改善の必要性を感じなければ、他人がとやこう言ったところで、どうなるものでもなし・・・
と、相棒が「その前に、日常的に欲求充足(いい気分でいること)が大切だと思う」と補足してくれた。これはとても大切なことだが、案外軽視されがちだ。
忙しい人は忙しさに追われ、自分で自分をいい気分にすることを忘れたり、怠ってしまうことが多い。一方で思いがけず、時間ができてしまった人も時間をもてあましてしまうことがある。忙しいということはするべきことがたくさんある状態なので、それが上手にできれば、そのことで達成感を得ることができる。が、時間があるというのは、するべきことが少ない状態でもあるから、達成感を得にくい状態でもある。
こういう時には達成感を得るための仕掛けを自分で作る必要がある。そのためには、どういうことをすると自分はいい気分になるかの研究をしておくといい。
そして、それを実行すればいいだけのことだ。
自分で自分の生活をデザインするというのは、そうして、自分のしたい生活をイメージし、実行していくことだと思う。
と、私はとっても簡単に考えるのだが・・・
そう簡単ではない方は明日の続編を楽しみにしていてください。
- 自然の偉大さを利用しよう
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2012.04.20 Friday「地球が教える奇跡の技術」という本の表紙の中側に、以下のような文章があった。
自然はテクノロジーの宝庫なのです。
昼は50℃を越し夜は0℃を下回るサバンナ地帯。そこに住むシロアリの巣の中の温度は、なぜいつも30℃で一定なのだろうか?
ーその?から「無電源エアコン」が生まれました。
こんな文章を読んだら、本そのものを読みたくなる。
自然界にあるいろいろな物はすばらしい知恵に満ちているのだって。
今までにもいろいろなことを調べて、実用化もされているらしい。
誰もが知っているマジックテープも野生ゴボウの実が服にどのようにしてくっつくかを調べることから生まれたとのこと。
その他にも蜂の巣のハニカム構造から段ボールなどが生まれている。
こんな風に既に実用化されている物もたくさんあるが、まだまだたくさんの物を考えることができるのではないかとある。
クモの糸も同じ太さで比べるとスチールワイヤーと同じ強度があり、重さは鉄の5分の1なのだそう。
実用化ができたら、すごいと本には書かれていた。ったが、今日のニュースで
クモの糸からバイオリンの弦を作り、今までのナイロンよりも優れているとあった。
こういう研究をして、自然の知恵を生かした製品を実用化することは私にはできない。
車も使わない、携帯電話も使わない江戸時代の暮らしに戻ることもできない。
が、一つの物を長く使うこと、発想を変えて生きることは私にもできそうだ。
物で満足することから、精神を満足させることへのシフトをしていこうといつ考え方には、大いに共感できる気がする。