- 林の中のトレッキング
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2013.02.28 Thursday2月最後の日の今日は車で2時間近くかかる町までホーストレッキングに出かけてみた。
2月末までは通常の半額という割引のお値段でトレッキングが楽しめるのだ。
軽速歩がようやくできつつある私たちなので、少しでも上手になってからの方が楽しめるだろうとの思いで、ぎりぎりまで待っていたというわけ。
朝は小雪がちらついていたが、車を走らせている間にはれてきて、気持ちのいいお天気になってくれた。
受付を済ませ、準備をすると、すぐに出発。
林の中へと入っていく。
「珍しくもないでしょうが、そこにシカがいます」と指さしてくれる先を見ると、シカがゆっくり動いている。
お散歩の途中で見るのとは、少し感じが違う。馬に慣れているのかもしれない。
雪があることもあり、軽速歩は途中でちょこちょこだった。が、林の中で海を見ながら乗るのは気持ちがいい。
ほぼ1年前に同じ林の中をトレッキングさせてもらった。その時は歩き始めてすぐに、前を行くインストラクターのお姉さんに追いつこうとして、ごく軽くだが、軽速歩の足取りをされてしまった。まだ並足しか乗れない私はちょっと焦った。
その時と比べると、確実に進歩していることが実感できる。
何歳になっても新しいことを始め、少しずつでも上達していくことが感じられるのは気分がいい。
今日のように林の中でだったら、なおのことだ。
- カードゲーム
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2013.02.27 Wednesdayおもしろそうなところへは、とりあえず首を突っ込む私たち。
「子どもも大人も楽しめるカードゲームなどを一緒にいかが」というお誘いに乗って出かけてみる。
この町には、そういうことをがんばっている人たちが何人かいるらしい。
「青少年の健全育成のために」などというより、「子どもも大人も楽しめるゲームをしましょ」という方が近寄りやすくていいよね。
そういう人が何人もいる町っていいなぁ。
まったく初めてお目にかかるゲームを3つほど教えてもらう。
最初は練習、次からは本番という形でやってみる。が、ゲームのルールを理解するのに、もう少し練習が必要かも・・・
月末にはもっとじっくりできるらしいから、その時を楽しみにしましょ。
初心者の私たちに、やさしく、楽しい時間を過ごせるよう配慮してくださったみなさん、ありがとうございます。
ゲームそのものも魅力もさることながら、ゲームを介して、たくさんの人と楽しい会話ができることが楽しかった気がする。
- ゴボウのポタージュ
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2013.02.26 Tuesday今日は午前中いっぱい、お馬さんの世話などを教えてもらった。
慣れている方たちはいとも簡単にすることが、私のような初心者にはなかなか手強い。
それでも最後のご褒美の乗馬レッスンは前回よりは進歩したみたい。
首をやたらと引っ張られてとても乗りにくかった馬に今日も乗ることに・・・
大丈夫かなぁとおそるおそる乗ったが、今回は引っ張られなかった。自分ではどこがどう変わったかわからないが、少しは進歩したからなのだろう。
首を引っ張る癖があるお馬さんではなく、私の下手さにストレートに反応するお馬さんということのようだ。
おなかがすいたので、今日はゴボウのポタージュを食べに行った。
ゴボウの香りと味がして、おいしい。
「ゴボウたっぷりでしょう?タマネギもたくさん入っているのよ」とニコニコしながら説明してくれた。
お味だけでなく、お値段の方もすてき。これで450円です。「自分用のおやつだけれど」とバナナまでおまけしてもらいました。
- 重し付きのお散歩
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2013.02.24 Sunday昨日の日記に書いたように北海道の山歩きを楽しむためには、もう少しトレーニングをしないとね。
神奈川の丹沢山塊はずいぶんと歩いている。が、地元だということもあり、夫婦二人でデイパック一つにお弁当を詰める程度の荷物ですんでしまっている。
お願いして山歩きに連れて行ってもらうからには、もう少し荷物を持ってしっかり歩けるよう、練習しましょ。
とりあえずはペットボトルに水を入れて重しを作る。あまり買わないようにしていてもペットボトルがいくつかあるし、とっとと処分しない性分がこういう時には役に立つ。
初日だから、4キロ位にしておこう。4キロという重さは背負った瞬間にはさほどの重さを感じない程度の重さだ。
重し付きお散歩の初日の重さとしては丁度いいところかな。
こういうことは無理せずに少しずつということが大切だから、アップダウンがほとんどないコースにしましょうか。
寒さ対策のためにダウンコートを着ているから早足で歩くと汗ばみそう。できるだけ早足で、かつ汗ばまない程度のスピードで歩くのがいい。
片道30分程度の重し付きお散歩だったが、初日としてはまあまあかな。
これからはアップダウンがないコースで距離を伸ばすことと坂を上ることもプラスしていきましょ。
- 行ってみたいな 北海道の山
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2013.02.23 Saturday山好きが高じて北海道へ移住したという方に、あるイベントで再会した。
声をかけてくださったのをいいことに、「カクカクシカジカでしばらくこちらにいるので、ぜひ、山へ連れて行ってください」と図々しくお願いをしてみた。
ありがたいことに「いいですよ」と快諾して頂けた。
装備などについて質問されたので、相棒はいわゆるキャラバンシューズだが、私は地下足袋を愛用していると話したら、「スパイク付きの地下足袋か長靴が沢も歩けて便利だ」と教えてくださった。
「5月になれば、固雪になって歩きやすいし、幌尻へも行きましょう」などと、すごいことをあっさりと言われる。
幌尻は標高2000メートルもある日高山脈の最高峰だ。「いくつかのルートがあるが、どのルートからも上り10時間近くかかるから、途中で1泊は必要だ」とガイドブックにある。
私たちの足で行けるのかなぁ・・・
でも、行ってみたい気も・・・
行けるように少しずつトレーニングしましょ。
お散歩も重し付きにグレードアップかなぁ。
まずはリュックに重いものを入れよう。次回、神奈川に戻ったら、アンクルウェイトも持ってこようっと。
- 寒さの中に春が来た
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2013.02.22 Friday神奈川ではもう梅がさきはじめたらしい。
が、ここ北海道はまだまだ雪の中だ。
大雪で列車が止まったところもあるとか。
私がいる町では少しずつ気温が上がってきている気がする。除雪がされているのだろうが、道路の雪は少ないし、一時のようにがちがちに凍ってはいない。
日の光も強くなって、少しずつ春が近づいていると思う。
そして、今日はとうとうこんなものを発見。
木の枝先にネコヤナギのようなもこもこの綿毛がたくさんついている。「春だなぁ」とうれしくなった。
上手な写真が撮れなかったけれど、右上の墨の枝先にピントが合っているところをご覧ください。ネコヤナギのようなもこもこがおわかり頂けると思う。
- 小さな町の映画館
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2013.02.21 Thursday今私たちが仮住まいをしている町は人口が2万人もいない。
そんな小さな町なのに映画館がある。それはとてもすごいことなのだとか。
一般的には人口が20万人以上の都市でないと映画館の営業は成り立たないらしい。
と説明をされると、この小さな町に映画館があるすごさが少しわかってくる。
だから、この町の人はこの映画館をとても大切にしている。今までも何人かの方に「大黒座(この町の映画館の名前)へ行きましたか」と質問されている。
そんなこともあって上映されている映画には注意を払っていたけれど、渋い映画が多い。良心的な映画だということはよくわかるが、今までの私の感覚では自主上映しないとならないような映画がほとんどだ。
基本的にはコメディしか見ない私には少し重過ぎる。
そんなこんなでなかなか足を運べなかった。が、「最強のふたり」という実話を元にした映画はおもしろそうなので、相棒と二人で出かけてみた。
ありがたいことにシニア料金が適用され1000円でチケットを購入。
中に入ると50ほどの座席が並んでいる。一つ一つの座席に座布団が置いてある。腰掛けてみると、シートヒーターまであって、ほかほか。観客は私たちも含め6人。経費節減を計りたいだろうに、すごいサービスだ。
映画の内容もなかなかよかった。
映画を見終わって出てくると、館主が「ありがとうございました」と丁重にお礼を言ってくれる。
町の人たちが自慢にするのが納得できた。
- パエリアの日
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2013.02.20 Wednesdayふわふわと遊びに来ているのに、あちこちへ首を突っ込むから、一日があっという間に過ぎてしまう。
昨日の日記には日曜日のことを書いた。月曜日には札幌のイタリアンレストランのシェフの話も聞いた。これもすてきなお話とおいしい試食があって、報告の価値があると思う。
私の印象に残ったところを簡単に報告すると、「人に喜んでもらうことが好き。そのための手段として料理を選んだ。完璧な食材でなくてもいい。足りないところへプラスすれば、おいしい料理になる」というところだろうか。
試食として供されたお料理もすばらしかったが、何よりもすばらしかったのはシェフのお人柄だった。
そして、今日はパエリアの日。
厳密には日高地域の町おこしのためのイベントだ。北見で町おこしに成功した方の講演を聞いた後、日高をアピールするためのパエリアを試食するということだったと、参加してみてわかった。
おいしそうなもの、しかもそれがタダで食べられそうというだけで飛びついてしまった私だから、今日のイベントも「パエリアの日」としてしか認識していなかった。
「おいしいパエリアを頂くためなら、お話の一つ位聞いちゃいましょ」という不届ききわまりない発想で参加したが、お話もとてもよかった。
今まであまり接触がなかった和菓子屋さんと洋菓子屋さんが協力していろいろなお菓子を開発し、地域のお菓子として知名度を上げていったこと。町をアピールするための食べ物としてオホーツク北見塩焼きそばを開発するまでの苦労話などなど、聞き応え充分でした。
お目当てのパエリアもおいしく、今日もまたすてきな一日であったことに感謝します!
- ムックリ
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2013.02.19 Tuesday日曜日にはムックリ体験なるものをしてきた。
ムックリというのはアイヌの楽器で楽器の分類としては口琴というものになるのだとか。
左端にある糸の輪に左手の小指をかけて細い部分を持つ。右手で右端の糸を持って斜め後ろに強く引くとブーンというような振動音が出る。
口にくわえてこの一連の動作をすると、口腔ないで音が響くという仕掛けだ。口の大きさを変えたり、はいたりすったり、下を動かすことでいろいろな音が出るのだそう。
と、原理は簡単で、先生ご夫妻は見事に演奏して見せてくれる。
が、初めてだと、口にくわえる前に体の前で音を出すのも練習がいる。
小学校2年生の女の子は1年生の時からやっているとかで、なかなか上手に音が出せる。
初めての人、何回かやったことのある人、いろいろな人と一緒に和気藹々と練習を楽しんだ。
「アイヌの女性が男性に心を伝えるために鳴らした」とのエピソードに年輩の方が「バレンタインですね」とつぶやいたので、和やかだった会場がより和やかになった。